ホーチミンの中心でアオザイを求めて
本題の前に…
ベトナムでの結婚式(披露宴)に初めて参加してきました。正確にはまぎれてきました、という感じですが。
野外の会場で、およそ200人くらいはいたと思います。
最近ではホテルなどを使っての結婚式も増えているようですが、そのケースはまだまだ都市部に住む一部のみの様子。広めの飲食店を貸しきる、自宅の敷地を使う、というスタイルがベトナムでは普通なようです。
日本でみるものとは違いがあり過ぎてすべては紹介しきれないのですが、まず気になるご祝儀。もちろん新郎新婦との関係性によるのですが、職場の繋がりなどの場合、50万VND(約3000円)~100万VND(約6000円)くらいが相場のようです。
披露宴の内容ですが、基本的には飲んで食べて歌って終了。披露宴が始まると新郎新婦による挨拶、ケーキ入刀、シャンパンタワーとひと通りのイベントはあるようなのですが、特にムービーとかは無く、人々もご飯を食べていて新郎新婦に注目するわけでも無く、気がついた時には披露宴らしいイベントは終わってました。新郎新婦が主役じゃない感がすごい…。
そしてベトナムでは恒例のカラオケが始まります。まずは司会者が歌い始めるという衝撃から幕を開け、後は大体このまま終宴まで。新婦からのお手紙とか締めの挨拶といったものは無く、参列者はバラバラと披露宴会場に集まってきて、料理をひと通り食べたらバラバラと帰っていきます。自由です。
日本のようにかっちりした雰囲気は全く無く、カルチャーショックを受けましたが貴重な体験となりました。
さて、ベトナムといえば「アオザイ」という民族衣装があります。ちなみに「Áo dài」と書きます。南部のホーチミンでは「アオヤイ」という発音で耳にします。
ベトナム人の女性はいつでもアオザイを綺麗に着られるようにしておかないとお嫁に行けない、なんていう考えもあるくらい、ベトナム人の美意識を表すもののようです。
そんなアオザイを「皆でこぞって撮りまくろうぜ!」というお話を以前も少しだけご紹介したネルソンさんからいただいたのです。
そして当日。ホーチミン1区のサイゴン大教会横の公園。
朝の9時にも関わらず、既に多くの人が憩っています。
今回、このアオザイ撮影大会?に臨むのは自分以外にも、黒川さん、宇井さん、佐藤さんの3名。皆さんホーチミン在住の方々です。
ここでネルソンさんから改めて「ルール」の説明が。
『2時間以内にアオザイ女性を何人見つけられるか!』
本人が撮ったという証拠に本人自身と写りこむか何か違う物を持たせる
1枚の中に何人写っていてもOK!
単純明快なルールで、一応、お互いに競い合うものとなっていたわけです。(ちなみにこのお話はそれぞれの視点でもお楽しみいただけます。リンクは文末に。)
競争というからには負けないように頑張ります。まずは人気撮影スポットであるこのサイゴン大教会の周辺から探索していきます。
とはいえ、いざアオザイを撮るよ!と思った時、どこをまわれば効率が良いのか。普段、アオザイ姿の女性はちらほら見るものの、どこにでもいるというわけではないのです。
…が!いました。
早速1名、快く撮影に協力してくれました。
あ、ちなみに青いボールはルールの通り、分身です。
そしてその後ろから更に3名、すかさず交渉撮影。
スタートは順調。教会をぐるりとまわります。
!?
たくさんいらっしゃる…。そして、
みんな拒まずに、
応じてくれる。
遂に自分の時代が来たか!と、一瞬勘違いしそうになりましたが、よく見るとナンバープレートを付けています。詳細は不明ですが、何やら撮影コンテストのようなものがたまたま開催されていた様子。他にもたくさんのカメラ小僧がいました。
コンテストだからか、どの女性もはっきり言って美人ぞろい。そして撮られることに慣れている。
こちらの女性、撮影に応じてくれたものの、「撮ったものを見せて」と。そして不満げ。結局、中々納得してくれず8回も撮り直しました…。(腕が無いのは自分の責任ですけどね…)
なるほど、美人だけどプライドも高そうだなぁ、とか勝手に思いつつ、中央郵便局前へ移動。その正面で学生?らしき4名をGet!
郵便局内でアオザイ局員にアタックするものの玉砕…。しかしお土産コーナーで1Get!
でも後から気がついた。近すぎてボール写ってない…。焦り過ぎ… ^ ^;
教会、郵便局周辺をまわり終え、そろそろ思い切って場所を移動します。定番中の定番、観光ストリートのドンコイ通りへ。
途中、大型ショッピングセンターのビンコムセンター前を通りかかります。
ここで同じくコンテスト参加者っぽい1名をGet!
何だか「Get」とか言っておきながら少し悲しくなってきました。別に Get してないし。
気を取り直して歩を進めます。そしてサイゴン大教会に続いて撮影スポットであるオペラハウスへ。
お!?
何名かアオザイの方がいるようです。
ここでオペラハウスのスタッフ?を2名Get!
そして目的のドンコイ通り中心地に到着。
何とも意外。通りにはアオザイ姿を1名も見かけませんでした…。店内の1軒1軒にはいるのかもしれませんが、タイムロスも惜しいところ。更に移動してこれまた定番観光地のベンタン市場へ。
もう(この時は)3月末だというのに、いまだに新年を祝う飾りが残るベンタン市場。
さぁ内部を探索します。
いない…。熱い…。もう汗だくです。汗だくでアオザイ女性を求めて徘徊する様はヘンタイだなぁと自覚がわいてきました。
汗だくになりながらもこのベンタン市場のロータリーの景色はベトナムっぽくて好きです。それだけ。
教会、ドンコイ通り、ベンタン市場とまわり、タイムリミットまであと45分。ここで近くのチャンフンダオ通りにグエンキムという大型家電量販店があることを思い出し、そこの店員さんを狙います。
到着。グエンキム。
入り口にドンと神様っぽい像が置いてあるミスマッチ感がやはりベトナム。
中を探索するものの…
見事に空振りで終わりました。
もう他に行くあてが無くなりました。タイムリミットまであと20分。撮りこぼしを狙って再びサイゴン大教会周辺へ戻ります。
すると…!
先程のコンテストのお開き前なのか、たくさん集まっていました。
最後のラスト10分!ここで3Get!
あ、ここだけボールを間違えて緑に。
再び郵便局内でお土産コーナー店員1Get!(ジャージ羽織ってますがアオザイです)
教会前にて上品そうな2名をGet!
結婚式用の写真でも撮影していたのでしょうか、正装アオザイ男女の撮影に成功しました。(アオザイは男性用もあります)
ここでタイムリミット~。
というわけで、まぁ蓋を開けてみると結局は教会周辺がほとんど、という少しつまらない結果になってしまいましたが、成果は…ボールが写り損ねた郵便局1名を除くと、 男性1名、女性21名の合計22名!でした(アオザイ男性もカウントOKでした)。
つまりは、ふらふらと街中を歩くだけではアオザイ女性には中々出くわさない。コンテストじゃない人もいましたし、休日のホーチミン1区サイゴン教会周辺かつ午前中がアオザイ女性にエンカウントしやすい!?ということでしょうか。
さぁそして、気になるアオザイ撮影競争の結果は!? 続きは以下の「べとまる」から。
他の参加者の記事も是非ご覧ください。それぞれの視点からお楽しみいただけます。
***
▼2時間内にホーチミンではアオザイ女子をどれくらい見つけられるのか(ブログコラボ企画)|べとまる
▼信・義・仁・忠・礼 実は任侠な服「アオザイ」|ファブリカベトナム スタッフブログ
▼アオザイ女性との写真撮影に見るベトナム女性の価値観について?|Asia Plus社長のベトナム起業ブログ
▼これであなたもベトナムに来たくなる?!必見♡ ベトナム アオザイ美女特集|アジアで働くWEBメディア|アジア求人のICONIC
***
こちらのらくがきもどうぞ。
関連記事
-
ベトナムのロックは何を叫ぶのか
ベトナムで機会があれば食べてみたかったもののひとつ。 ホビロン(hột vịt lộn)。
-
ベトナムでサッカーに参加してみた。
ベトナムのレッドブルには炭酸が無いっっ…!!? 先日初めて(炭酸を期待して)飲んでビビりました
-
ブログでもはじめようかと。
気がついたらホーチミン(ベトナム)にいました。 …実は自分は今回が
-
ベトナムの一大遊園地 スィティエンパークに行ってみた!
億万長者というのは万国共通の夢なようで。 ベトナムにも一夜にして億万長者になれるチャンスがあります
-
気づけばベトナム生活1年。振り返って感じること。
先日、初めて噂のドリアンとやらを食べました。 「くだものの王様」といわれながらも「世界一くさい