ベトナムの一大遊園地 スィティエンパークに行ってみた!
億万長者というのは万国共通の夢なようで。
ベトナムにも一夜にして億万長者になれるチャンスがあります。
それがこちら。
そう、宝くじです。
ローカル屋台などで食事をしているとよくおばちゃんが売りにきますが、
この宝くじ販売、ベトナム政府の失業者支援でもあるようです。
お値段は一枚10,000VND。今だと約55円くらい。
宝くじの上に書いてありますが、一等当選金額は15億VND!(約820万円)
毎週当選発表をしているらしく、以下のサイトで当選番号を確認できます。
どうやら外国人でも当選金を受け取れるようです(※未検証)。
文字通り億万長者になれますね!
ここベトナム・ホーチミンにもテーマパークがあります。
スィティエン公園(Suối Tiên Theme Park)という所なのですが、多くのブログや旅行サイトで奇妙奇天烈だ!などと取り上げられ、有名なテーマパークのようです。
またまた大げさな… と思いつつ、体感することが大事ということで実際に自分も行ってきたわけです。
スイティエン公園はホーチミン市の9区にあります。
行き方としては市内の19番のバスに乗るのですが、その始発は9月23日公園。ここは他にもたくさんのバスが行き交うターミナルとなっています。
バス停にはたくさんの人がごった返しており、目的のバスが来るとすごい勢いでなだれ込んでいきます。
バス乗り場の近くには各バスの運行時間と時刻表が設置されていましたが、ここで初めてベトナムのバスにも時刻表が存在していることを知りました。
まぁ普通に考えれば始発ターミナルなので時刻表があるのは当然なのかもしれませんが、ホーチミンの街中のいわゆるバス停には時刻表というものは無く、基本的にはバスが来るまでのんびり待つ、というスタイルなのです。
バスに乗ると係の人が料金を徴収しに来ます。
料金は6,000VND(約35円)と激安。
支払うと以下のようなチケット?レシート?のようなものをくれます。
特に使う場面は無かったのでレシート的なものだと理解。
どこまで乗っても一律でこのお値段。
路線(番号)によっては5,000VNDのバスもあり、車掌がおらず乗車時に運転手に支払うパターンもあります。
スイティエンパークまでは通常だと1時間弱くらいのようですが、この日は道路が混んでいたのか、バスに揺られること約1時間半。
「スイティエンパーク」とアナウンスがあったところで降車。
さて、奇妙奇天烈といわれるテーマパークにいよいよ潜入してみます。
一体どれほど奇天烈なものなのか。
事前情報によると、どうやら仏教系神話?のテーマパークとのこと。
入り口です。
とても立派な門構え。
USJにも入り口に大きなゲートがありますよね。
全然普通です。
後ろを振り返ると…
あぁ、「お金が還る」のカエル、と。
昔サイフにカエルの小さなお守りを入れてたことがありました。
縁起物ですね。
まずは入場券をこちらのブースで購入します。
身長1m30cm以上の人は大人料金になるようです。
90,000VND(約500円)。
身長で区別するのは合理的ですね。
ごまかしようが無くて良いかもしれません。
そして入り口をくぐります。
大きな獅子?と灯篭?のモニュメント。
USJやディズニーシーにも入り口近くに大きな地球がありますね。
それと似たようなものです。
このすぐそばに園内マップがありました。
十分伝わると思うのですが、かなり広い園内です。
ディズニーランドとシーを合わせた面積よりも広いらしいです。
近くにお寺のようなものがあります。
中には巨大なお顔が…。
Hùng Vương というベトナム建国の王様です。
何といっても建国の王ですから祀られていて当然ですよね。
全然普通です。
フルーツがたくさん描かれた、道です。
ちょっと薄暗いことと、土曜日なのにほとんど人がいないことが少しだけ気になりますが、貸切感があって良いです。
楽しくなってきますね。ワクワクします。
しばらく歩いてると、
大きなドラゴンです。
ドラゴンは火を噴くものですから、水を噴いていたって何ら不思議はありません。
その横にはグッズ売り場がありました。
なんと!
ピカ○ュー、ハロー○ティ、ド○えもん も売っています。
最近人気の某妖怪猫はいないようですが、すごい品揃えです。
運営側の努力が垣間見れます。
!?
林の向こうに何か見えたような気がしましたが…
ひとまず先へ進みます。
池にはボートもありました。
ちびっ子が喜びそうです。
その少し先には立派なお城が。
お城の入り口をよく見ると…
「Harry potter」と書いてあります!
まさかベトナムでハリーポッターのアトラクションを体験できるとは思ってもいませんでした。USJのハリポタは激混みと聞いていますが、ここなら激空きで楽しめます。間違い無く穴場です。
まずチケットをこちらのブースで購入。
50,000VND(約250円)。
各アトラクション毎にチケットを買うシステム。
楽しみたいものだけにお金を支払うのでこれはこれで良いですね。
いよいよ期待を胸にハリポタアトラクションへ入ります…。
あ、一応ネタバレを含みますので文字を反転させています。
バレても構わない方は範囲選択をどうぞ。
ハリーポッターは勇気と友情と魔法のファンタジー物語だと認識していますが、驚くべきことに「ホラー」という予想だにしない着眼点で創られた作品となっていました。
敢えてわかりやすく言うならば「お化け屋敷」ですかね。
しかも日本では体験できないタッチしてくるお化けがいます。
これには驚きました。
ハリポタアトラクションを後にしてしばらく歩いると、
ドクターフィッシュや、
レーザー銃のサバイバルゲームや、
4Dシアターや、
ワニ園だってあります。
想像以上に多種多様なアトラクションがあります。
およそ仏教や神話とは全く関係の無いものでも柔軟に受け入れる姿勢が見て取れます。
昨今、多様性(diversity)が叫ばれている日本は見習うべきかもしれません…。
そんな数あるアトラクションの中でもワニ園はオススメです。
そこそこのサービス精神でワニが出迎えてくれます。
↑こんな感じでワニへの餌やりもできます。
ワニとの駆け引きを楽しめます。
が、一瞬でバクゥッ!とやられます。
ワニ革製品も売られており、産地直送な感じが素敵です。
ちびっ子向け屋内アトラクションのコーナーもあります。かなり広い。
!!
先ほどのグッズ売り場といい、このメリーゴーランドといい、
ちびっ子が喜びそうなポイントをしっかりと押さえています。
マーケティングにも余念が無さそうです。
園内の更に奥へ進みます。
何やら雰囲気がガラリと変わりました。
RACING MOTOR SPORTと書いてあります。
中にはバギーとゴーカート!
ここは少し高めの料金で 100,000VND ~ 150,000VND(約550円~800円)くらい。
何気にバギーに乗るのは初でしたが、ここが仏教系神話のテーマパークとは微塵も感じさせない楽しさがありました。
園内を折り返して歩を進めます。
大きな池には龍亀(ロングイ)が。
確か中国系神話の神獣です。
きっとこれも龍亀でしょう。
こちらは眼光鋭い孔雀。
このテーマパークであることを考えると鳳凰でしょうか。
その下にはゴンドラのアトラクション。
ディズニーの It’s a Small World のようなものです。
それよりも壮大な世界を体験できるかもしれません。
玉取獅子のモニュメント。
その隣には…
塗り…かけ…?
いや、何かを表現しているのかもしれませんが、掴みとれませんでした。
仏教では神の使いともいわれる象。
ぱっかりと開いた口がアトラクションの出入り口になっています。
やたら巨大な千手観音様もいらっしゃいます。
黄金のドラゴン。こちらも口が入り口です。
口から中へと入っていくと…、
極楽浄土の世界があります。
パチパチと後光のネオンの音が気になりますが、些細なことです。
園内をみていると、何かとぱっかり空いた口が入り口になっているものが多いような気がしてくるのですが、ディズニーシーのトイストーリーマニアもウッディの口が入り口です。同じですね。
園内をぐるりとひとまわりしたところに純白のお城。
Snow Castle と書いてあります。
内部ではホーチミンでは絶対に体験できない雪景色が楽しめます。
最後に、スィティエンパークにはプールもあります。
これがその入り口ですが、何とも極彩色で鮮やかなつくりです。
その奥には、やはり彼です。
Hung王様ですね。
最初の方で林から見えていたのは王様でした。
王様に見守られて安心してプールが楽しめそうです。
泳ぐ気も体力も無かったのでプールには入りませんでしたが、
プールだけでもそれなりの広さがありました。
今回ご紹介したのはごく一部で、まだまだたくさんのアトラクションがあります。
なんとイルカショーもあるのです(※本当です)。しかも、今でも園内のあちらこちらで新しい “何か” を鋭意製作中なのです(※本当です)。
奇妙奇天烈テーマパークといったフレーズで紹介されるケースが多いようですが、全然そんなことはありません!オブジェはきちんと神話や仏教に関係するものですし、巨大さもベトナムの経済成長の表れでしょう!微塵の不思議さもありません!
仏教系神話というテーマを踏襲しつつも、そのテーマに縛られずに様々なアトラクションを配置する。なんと自由なテーマパーク!
あー もうおなかいっぱい! 楽しかった!!
うそですうそです orz
龍亀とか王様とか神話とか、正直かなり調べまくりました…。
もしお越しの際は暑さとその奇妙さにあてられないようお気をつけ下さい…。
こちらのらくがきもどうぞ。
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